![](https://maolifelog.com/wp-content/uploads/2021/09/Tableau_GanttChart_210928.png)
今回は、ガントチャートを作成してみます。
ガントチャートは、スケジュールや作業の進捗を管理するために使用されることが多いグラフです。会社などでもプロジェクト進捗管理などで活躍できる可視化表現ですので、是非日常業務に取り入れてみて下さい。
工程の進捗を管理するためのガントチャートを作成する
今回は、オーダーIDごとに「オーダー日」から「出荷日」までの日数が何日あるかを管理するためのガントチャートを作成します。
![](https://maolifelog.com/wp-content/uploads/2021/09/ガントチャート完成品-858x1024.png)
使用するデータ
Tableau Desktopに用意されている「Sample – Superstore (サンプル – スーパーストア)」を使用します。Tableauを使用している方であれば誰でも使えるデータなので、是非作成してみて下さいね。
作成手順
1. 「オーダー日」をプロットしたガントチャートを準備する
- ディメンションの「オーダー日」を列シェルフに、「カテゴリ」、「出荷モード」「オーダーId」の順で行シェルフにドロップする。
![](https://maolifelog.com/wp-content/uploads/2021/09/①最初のドロップ-1024x570.png)
- 列シェルフの「オーダー日」横の▽をクリックして、「日 201◯年◯月◯日」(◯はデータによって変動します。)を選択しデータを「連続」とします。
![](https://maolifelog.com/wp-content/uploads/2021/09/②オーダー日を連続に-1024x577.png)
- 「オーダー日」がプロットされたガントチャートが完成。
![](https://maolifelog.com/wp-content/uploads/2021/09/③オーダー日が連続になった-1024x574.png)
2. 「オーダー日」と「出荷日」の間隔日数を計算する
「オーダー日」から「出荷日」までの日数が何日あるかを管理するためのガントチャートを作成するには、「オーダー日」と「出荷日」の間隔日数を算出することが必要です。
Tableauでは、2つの日数の間隔を算出するために、以下の通り「DATEDIFF」関数を使用します。
DATEDIFF(date_part, date1, date2, [start_of_week])
- date_part の単位で表された、date1 と date2 の差異を返します。
- 週の始まりと見なす曜日を指定する start_of_week パラメーターはオプションです。考えられる値は「monday」、「tuesday」などです。省略される場合、週の始まりはデータ ソースによって決定されます。
例) DATEDIFF(‘week’, #2013-09-22#, #2013-09-24#, ‘monday’)= 1
start_of_week が ‘monday’ の場合、9 月 22 日 (日曜日) と 9 月 24 日 (火曜日) は別の週になるため、最初の式は 1 を返します。
- ワークシート左端「データペイン」にある▽をクリックして「計算フィールドの作成」を選択する。
![](https://maolifelog.com/wp-content/uploads/2021/09/④計算フィールドを作成-1024x572.png)
- 計算フィールド名を「オーダー日から出荷までの日数」とし、計算フィールドへ「DATEDIFF (‘day’ ,[オーダー日] , [出荷日] )」という式を入力して「OK」をクリック。
「オーダー日」と「出荷日」はデータペインから数式へドロップが可能。
![](https://maolifelog.com/wp-content/uploads/2021/09/⑤datediffの計算フィールド-1024x569.png)
- メジャー「オーダー日から出荷までの日数」をマークカードの「サイズ」へドロップする。
![](https://maolifelog.com/wp-content/uploads/2021/09/⑥計算フィールドをサイズにドロップ-1024x576.png)
![](https://maolifelog.com/wp-content/uploads/2021/09/⑦合計の計算フィールド-1024x571.png)
- 「合計(オーダー日から出荷までの日数)」の右にある▽をクリックして、「メジャー(合計)」を選択後、「平均」にチェックを入れます。
![](https://maolifelog.com/wp-content/uploads/2021/09/⑧計算フィールドを平均に変更-1024x573.png)
- ここまででほぼ完成。これ以降の手順でフィルターをかけて見やすく整えます。
![](https://maolifelog.com/wp-content/uploads/2021/09/⑧-1ほぼ完成-1024x575.png)
3. フィルターを適用し、見やすく整える。
- ディメンショ「オーダー日」をフィルターカードへドロップすると、「フィールドのフィルターダイアログ」が表示されます。そこで「日付の範囲」を選択し次へをクリック。
![](https://maolifelog.com/wp-content/uploads/2021/09/⑨年フィルター-1024x572.png)
- 出現した「フィルター」で「日付の範囲」を選択し、OKをクリック。
![](https://maolifelog.com/wp-content/uploads/2021/09/⑩年フィルター(スライダー選択)-1024x576.png)
- フィルターカードの「オーダー日」右横の▽をクリックして、「フィルターを表示」を選択します。
![](https://maolifelog.com/wp-content/uploads/2021/09/⑪フィルターの表示-1024x574.png)
![](https://maolifelog.com/wp-content/uploads/2021/09/⑫フィルターの設置後-1024x579.png)
- 設置されたフィルタースライダーの右側の日付を選択し、表示させたい日付を入力します。今回は「2018/01/31」と入力します。
![](https://maolifelog.com/wp-content/uploads/2021/09/⑬フィルターを適用させる-1024x577.png)
4. 出荷モードごとに色分けをする
- 出荷モードごとで色分けするために、ディメンション「出荷モード」をマークカードの「色」へドロップします。
![](https://maolifelog.com/wp-content/uploads/2021/09/⑭出荷モード色分け-1024x577.png)
- 出荷モードを日数が短い順に並び替えます。「即日発送」を一番上へドラッグします。
![](https://maolifelog.com/wp-content/uploads/2021/09/⑮色分け後(即日発送)-1024x576.png)
- 「ファーストクラス」を「即日発送」の下へドラッグします。
ここを並び替えをすると、グラフ内の「出荷モード」の表示順も同時に並び替わります。
![](https://maolifelog.com/wp-content/uploads/2021/09/⑯色分け後(ファースト)-1024x573.png)
- 完成!
![](https://maolifelog.com/wp-content/uploads/2021/09/⑰完成-1024x572.png)
まとめ
スケジュールや作業工程を可視化しましょう!
いかがでしたか。今回はガントチャートを作成してみました。職場での工程や進捗管理のほか、単純なスケジュール管理にも利用できるので是非利用してみて下さいね。