【Tableau】スケジュールの可視化をしたい!ガントチャートをつくる How To Create a Gantt Chart in Tableau 

今回は、ガントチャートを作成してみます。

ガントチャートは、スケジュールや作業の進捗を管理するために使用されることが多いグラフです。会社などでもプロジェクト進捗管理などで活躍できる可視化表現ですので、是非日常業務に取り入れてみて下さい。

工程の進捗を管理するためのガントチャートを作成する

今回は、オーダーIDごとに「オーダー日」から「出荷日」までの日数が何日あるかを管理するためのガントチャートを作成します。

使用するデータ

Tableau Desktopに用意されている「Sample – Superstore (サンプル – スーパーストア)」を使用します。Tableauを使用している方であれば誰でも使えるデータなので、是非作成してみて下さいね。

作成手順

1. 「オーダー日」をプロットしたガントチャートを準備する

  • ディメンションの「オーダー日」を列シェルフに、「カテゴリ」、「出荷モード」「オーダーId」の順で行シェルフにドロップする。
  • 列シェルフの「オーダー日」横の▽をクリックして、「日 201◯年◯月◯日」(◯はデータによって変動します。)を選択しデータを「連続」とします。
  • 「オーダー日」がプロットされたガントチャートが完成。

2. 「オーダー日」と「出荷日」の間隔日数を計算する

「オーダー日」から「出荷日」までの日数が何日あるかを管理するためのガントチャートを作成するには、「オーダー日」と「出荷日」の間隔日数を算出することが必要です。

Tableauでは、2つの日数の間隔を算出するために、以下の通り「DATEDIFF」関数を使用します。

DATEDIFF関数

DATEDIFF(date_part, date1, date2, [start_of_week])

  • date_part の単位で表された、date1 と date2 の差異を返します。
  • 週の始まりと見なす曜日を指定する start_of_week パラメーターはオプションです。考えられる値は「monday」、「tuesday」などです。省略される場合、週の始まりはデータ ソースによって決定されます。

例) DATEDIFF(‘week’, #2013-09-22#, #2013-09-24#, ‘monday’)= 1

start_of_week が ‘monday’ の場合、9 月 22 日 (日曜日) と 9 月 24 日 (火曜日) は別の週になるため、最初の式は 1 を返します。

  • ワークシート左端「データペイン」にある▽をクリックして「計算フィールドの作成」を選択する。
  • 計算フィールド名を「オーダー日から出荷までの日数」とし、計算フィールドへ「DATEDIFF (‘day’ ,[オーダー日] , [出荷日] )」という式を入力して「OK」をクリック。

「オーダー日」と「出荷日」はデータペインから数式へドロップが可能。

  • メジャー「オーダー日から出荷までの日数」をマークカードの「サイズ」へドロップする。
DATEDIFF関数で作成した計算フィールドをサイズドロップ
ドロップすると自動的に「合計」になっている
  • 「合計(オーダー日から出荷までの日数)」の右にある▽をクリックして、「メジャー(合計)」を選択後、「平均」にチェックを入れます。
  • ここまででほぼ完成。これ以降の手順でフィルターをかけて見やすく整えます。

3. フィルターを適用し、見やすく整える。

  • ディメンショ「オーダー日」をフィルターカードへドロップすると、「フィールドのフィルターダイアログ」が表示されます。そこで「日付の範囲」を選択し次へをクリック。
  • 出現した「フィルター」で「日付の範囲」を選択し、OKをクリック。
  • フィルターカードの「オーダー日」右横の▽をクリックして、「フィルターを表示」を選択します。
右上にフィルターが設置された状態
  • 設置されたフィルタースライダーの右側の日付を選択し、表示させたい日付を入力します。今回は「2018/01/31」と入力します。

4. 出荷モードごとに色分けをする

  • 出荷モードごとで色分けするために、ディメンション「出荷モード」をマークカードの「色」へドロップします。
  • 出荷モードを日数が短い順に並び替えます。「即日発送」を一番上へドラッグします。
  • 「ファーストクラス」を「即日発送」の下へドラッグします。

ここを並び替えをすると、グラフ内の「出荷モード」の表示順も同時に並び替わります。

  • 完成!
完成!

まとめ

スケジュールや作業工程を可視化しましょう!

いかがでしたか。今回はガントチャートを作成してみました。職場での工程や進捗管理のほか、単純なスケジュール管理にも利用できるので是非利用してみて下さいね。

タイトルとURLをコピーしました